内科クリニックの内装デザインは感染対策も必要

内科クリニックの内装デザインは感染対策も必要
内科クリニックの内装では、感染対策を強く意識して仕様を決める必要があります。
ホームドクターをかねる頻度も高い診療科目であるだけに、男女関係なく高齢者も子どもも幅広い年齢層の患者が通院することが想定されます。
ここ数年の新型コロナ感染症では年齢層を意識した対策が実践されてきました。
それというのも重症化リスクは全体を俯瞰してみれば低いものの、免疫力や栄養状態が低下している・生活習慣病に罹患しているなどの重症化リスクが高い層も無視できない規模で存在しているからです。
高リスク群ではとりわけ高齢者が強く意識されてきました。
一般内科クリニックでは、高齢者はもちろん活動的な社会生活を送る層や、身体的接触をもつ機会の多い子どもなども患者として通院しています。
したがって重症化リスクの高い患者と、健常者が接触する頻度も高くクリニックがクラスターの舞台にもなりかねない現実があるわけです。
ここに内科クリニックの内装では感染対策を踏まえた仕様が推奨されています。
クリニックの内装は気流を意識して変えていく
異臭によるトラブルを防止して、院内感染のリスクを減らすためにもクリニックの内装は気流にこだわりを持つことが重要です。
空気が同じ場所に留まりやすい構造になってしまうと、空気中の汚れやウイルスなども留まり続けて健康被害が発生するリスクも高くなります。
空気清浄機だけを頼って気流を変えようとするのではなく、家具の配置を調整することも意識してください。
家具が風の流れを邪魔していると、空気清浄機の効率も落ちてしまい院内感染のリスクも高くなってしまうので、大きすぎる家具は院内に配置しないことを推奨します。
通気性が良すぎて室内が肌寒く感じないように、暖房器具から出る熱の流れも考えなければいけません。
専門的な知識がないと熱の流れを考えるのは難しいので、インテリアデザインの専門家に相談するのが理想的です。
クリニックの構造に合わせて家具の配置を調整するだけで、空気中の汚れをスムーズに排出できる快適な環境を目指せます。